無言電話と話す
無言電話には困ったもんです。
しかし下手に怒ったりすると相手は調子に乗ってしまう。
ならば逆に面白い話をしたらどうなるんであろう?
相手に声を出させる事は可能であろうか?
どっちにしろ電話料金は向う持ちだ!!
1999年10月某日
なぜか無言電話が夜中に!最初は無言で対抗していたのですが、黙っているのが苦手な私は途中でギブアップ。「小学生は寝ろ!」「俺は探偵だから逆探知するぞ」「実は私は神なのである。」「でも本当は北斗神拳のジャギなんだ」など言うが相手は動じない。もしかして・・・受話器を机かなんかに起きっぱなしにしているのでは?受信音量を上げて耳をすませる。聞こえる。人間の息が聞こえる。どうやら受話器は持っているらしい。しかしココまで言ったんだから何かリアクションが欲しいもんである。せめて「あーこんばんわ」くらいの言葉があっても良いのではないであろうか?これではまるっきり馬鹿では無いか!
こうなったら無言君(勝手に命名)に絶対言葉をしゃべらすしか無いであろう。
自分「今日は俺も負けだ。また明日電話よろしく」
と言って切る。まあ普通なら切った瞬間にまた掛かって来ても良さそうなもんなのだが・・・掛かってこない。本当に明日の夜中に又電話かけるつもりなのであろうか?こちらも準備する事にした。
1999年10月某日+1
夜中になる。受話器の耳の部分にマイクをくくり付ける。もちろんマイクはラジカセに接続してある。早速実験で時報に電話をする。
ピッピッピポーン
録音成功。こんなもんで録音できるんですな。音悪&受話器重ですが。あとは本当に電話が来るがどうかである。
夜の1時30分頃。電話が鳴った!ラジカセスイッチオン!無言電話である。これから下はその戦いの記録である。
自分「待っていたぞ無言君!」
無言「・・・・・・」
自分「僕の名前はまいった君さ」
無言「・・・・・・」
自分「僕の職業は世界公務員でハローワークで職安なんだよ」
無言「・・・・・・」
自分「それでね最近は不景気だから給料が月100兆円なんだ。」
無言「・・・・・・」
自分「減給で500円下がっちゃったよ。」
無言「・・・・・・」
自分「でもボーナスは現物支給さ。」
無言「・・・・・・」
自分「その現物ってなんだと思う?」
無言「・・・・・・」
自分「ぷぷぷ!思い出したら怒ってGO!」
無言「・・・・・・」
自分「でね何だと思う?」
無言「・・・・・・」
自分「それは秘密だよ。」
無言「・・・・・・」
自分「なんだ聞きたいなら最初からそう言ってくれよ。」
無言「・・・・・・」
自分「それはオーストラリア大陸さ。」
無言「・・・・・・」
自分「コアラもカンガルーも僕の持ち物さ。」
無言「・・・・・・」
自分「今度君もぜひ僕の国に来てくれたまえ。」
無言「・・・・・・」
自分「ぎゃおー。俺は狼だぁ!」
無言「・・・・・・」
自分「サイボーグ狼、その名はウサギ!」
無言「・・・・・・」
自分「9000ミリ機関銃と50漣ミサイル装備してるんだ」
無言「・・・・・・」
自分「俺は強いぜ」
無言「・・・・・・」
自分「でもイクラと酸素で死んじゃうんだよ」
無言「・・・・・・」
自分「やばい!もう死んでるじゃん俺」
無言「・・・・・・」
自分「やっぱ弱点二酸化炭素にする。決定」
無言「・・・・・・」
自分「やばい!もう死んでるじゃん俺」
無言「・・・・・・」
自分「やっぱ弱点無しって事で。よろしく」
無言「あ・・・・・」
自分「今何か言った?」
無言「・・・・・・」
自分「じゃあ話進めるよ」
無言「・・・・・・」
自分「君はガンダムは好きかね」
無言「・・・・・・」
自分「今から君の為に歌おう」
無言「・・・・・・」
自分「(歌部分スタート)おーれはガンダーム」
無言「・・・・・・」
自分「すごいロボ 天下無敵のロボットだ」
無言「・・・・・・」
自分「ザクもグフも目じゃないぜ(歌終わり)」
無言「・・・・・・」
自分「感想を聞かせてもらいたい」
無言「ジャイアンの歌だろそれ」
ついにしゃべった!
自分「違う!ガンダムだ!!」
無言「・・・・・・」
自分「じゃあ今度は物理学の話をしよう」
無言「・・・・・・」
自分「実は光より早い素粒子があるのだ」
無言「・・・・・・」
自分「その名を君は知っているかね」
無言「そんなものない」
自分「うるせぇ最後まで聞け」
無言「・・・・・・」
自分「その名はテロン。」
無言「・・・・・・」
自分「速度は光の89倍だ!」
無言「・・・・・・」
自分「ちなみに私はテロンを食って巨大化しているのである」
無言「・・・・・・」
自分「おいおい信じてくれよ。」
無言「・・・・・・」
自分「証拠は見れば理解できるだろう!」
無言「・・・・・・」
自分「底辺×高さ÷2が公式だ!」
無言「・・・・・・」
自分「信じてくれ。俺は狼なんだ!」
無言「・・・・・・」
自分「3匹の子豚も食った事あるんだぜぇ」
無言「・・・・・・」
自分「でも生ブタ肉だったから食当りして大変だったよ」
無言「・・・・・・」
自分「やっぱ生っていったらビールだよね」
無言「・・・・・・」
自分「何でビールって言うか知ってる?」
無言「・・・・・・」
自分「簡単さ。そんなの知らねえよ。」
無言「・・・・・・」
自分「おいおいベイビー。たまらねえよ。」
無言「・・・・・・」
自分「だから太平洋って魚が泳いでいるんだ」
無言「・・・・・・」
自分「いいかね君。メダカは海にはいないんだ」
無言「・・・・・・」
自分「メダカの学校の給食が食いてえ」
無言「・・・・・・」
自分「お願いだ!食わせてくれ!!」
無言「・・・・・・」
自分「食わねえと死んじまうんだよ」
無言「・・・・・・」
自分「メダカってクジラ襲って食うんだよ」
無言「・・・・・・」
自分「クジラは知能があってかわいそうなんだよ」
無言「・・・・・・」
自分「しらねぇよ食っちまおうぜ」
無言「・・・・・・」
自分「なんか腹がへってきたよ」
無言「・・・・・・」
自分「まあ僕みたいな貴族はアレなんだ」
無言「・・・・・・」
自分「でね庶民の味っていったら牛丼だよね」
無言「・・・・・・」
自分「おいおい。まさか牛丼知らないのか?」
無言「・・・・・・」
自分「まさか貴方様は貴族様なのですか」
無言「・・・・・・」
自分「ブルジョワ反対。フランス革命バンザイ」
無言「・・・・・・」
自分「と言う訳で君はギロチン処刑だ」
無言「・・・・・・」
自分「ザンスカール帝国の死刑方法さ」
無言「あんたガンダムオタクか」
自分「話は最後まで聞く!」
無言「・・・・・・」
自分「俺様はAIBOオタクだ」
無言「・・・・・・」
自分「犬ロボットなんだぜぇ」
無言「・・・・・・」
自分「いらねえよ馬鹿ソニー。メイドロボを作れ」
無言「エロゲーのアレか」
自分「自分で考えろ!」
無言「・・・・・・」
自分「いいか犬ロボットなんだ」
無言「・・・・・・」
自分「今度闘うんだよ」
無言「・・・・・・」
自分「必殺技のサンダーマッハパンチがうなるぜ」
無言「・・・・・・」
自分「でも犬って強いんだよ」
無言「・・・・・・」
自分「ミジンコじゃ勝てねえ」
無言「・・・・・・」
自分「俺の空手が火を吹くぜ」
無言「・・・・・・」
自分「MYテーマソング」
無言「・・・・・・」
自分「(歌開始)俺は自分で私なんだ」
無言「・・・・・・」
自分「強いぜ弱いぜ勝っても負けるぜ」
無言「・・・・・・」
自分「必殺キックは自分の骨が折れるんだぜ」
無言「・・・・・・」
自分「でも保険証が無いからバブルがはじけた」
無言「・・・・・・」
自分「強ければそれでいいんだ」
無言「・・・・・・」
自分「でも弱い(歌おわり)」
無言「くくく・・・」
自分「笑ってんじゃねぇよ!」
無言「お前本物の馬鹿だろ」
自分「おうよ」
無言「一度病院に行って脳を調べてもらえ」
自分「俺様の脳はすげぇんだよ!小人がいるんだ!!」
無言「お前電波受けてるんだろ」
自分「なぜそれを!ラロー助けて」
無言「お前は一生家から出るな」
自分「うるせぇんだよ。今宇宙から電話をしている」
無言「お前何歳よ」
自分「結婚前の乙女に年齢を聞くもんじゃないぞ」
無言「だからお前頭がおかしいんだよ」
自分「うけけけけけ。私の名はゴア。」
無言「こんな変人と話たのははじめてだよ。死ね。」
自分「いや〜ね。貴方の方が頭変なんだよ〜ん。」
無言「お前ケンカうってるのか!」
自分「怒りは憎しみしか生まないのよ。」
無言「少しはだまってろよ」
自分「いやだよ〜ん。しゃべるよベラベラベラベラうひょー。」
無言「殺すぞこの野郎。電話番号から住所見つけて殺してやる」
自分「いいかこれからの話を良く聞け。」
無言「なんだよ」
自分「長いぞ。」
無言「何だよ言えよ殺してやるから」
自分「今までの会話は全部録音してある。お前が声を出す為に頑張って話していたんだ。殺すって言ったが立派な強迫罪だ。墓穴だったな。電話番号から住所で殺すって完全な強迫罪だな。とりあえず牢屋の中に10年くらいだ。電話ってのは交換機の出す信号が地域で違うんだぜ。このテープから住んでる地域と使ってる電話が確定できるんだぜ。ついでに声まであったら犯人の確定なんて楽勝だ。俺が通り魔に襲われた時には真っ先にお前が疑われるだろうな。絶対に。もしそれで死んだら絶対にこのテープが証拠でお前有罪だな。」
無言「・・・・・・」
自分「いまさら無言になっても遅いぞ」
無言「お前だって強迫してるじゃねえか」
自分「これは強迫では無い。お前がイタズラ電話して強迫したから防衛してるんだ。それも理解出来ないのか?」
無言「なんだよ・・・」
自分「法律くらい勉強しようぜ。ついでに警察の科学調査をなめない方がいいぜ。このテープ今から警察に持って行ってもいいんだぜ。」
無言「・・・・・・」
自分「もう二度とイタ電しないって誓うんならテープは警察に持っていかない。」
無言「関係ねえよ」
自分「あっそう。じゃああと一週間以内にお前逮捕されるよ。絶対。」
無言「関係ねえよ」
自分「素直に謝罪しないと俺本気だからね。あやまればテープ捨ててもいいんだがな」
無言「わかったよ。」
自分「よしとりあえず警察には行かない。」
無言「・・・・・・」
自分「しかしそれなりの覚悟はしてもらうからな。とりあえず電話切れ。」
無言「・・・・・・」
自分「切らないと警察に行く」
無言「がちゃん」
しかし・・・ずーーーーーーと一人でしゃべるのは本当にきつかった。途中で自分の事を本当の電波系と勘違いするほど見事な壊れっぷりである。世界公務員で月給が100兆円って所ですでに壊れている。無言君の「お前本物の馬鹿だろ」も何となくうなずける。もし私の知り合いにこんな人間がいたら・・・考えただけで楽しすぎる。きっと付き合わないでしょう。
まあ、相手に何とかしゃべらそうと思っていた事が成功して良かった。相手が話さなかったら本当にただの馬鹿です。クレイジー!でもまさか、自分の会話がこんな風にネットで公開されているなんて思っていないであろう。私も強迫罪かもしれない。
でも途中で電話を切らない根性だけは見事です。普通は途中で切りそうな会話(一方通行)なのに・・・・。要所に出てくるオタクなネタに反応する所を見ると、その手の人間でしょう?知らない人間は「メイドロボット」で「エロゲー」なんて出てきません。「ToHeart」って名前を知っているんだがテレ隠しで「エロゲー」なんて言ってるんだろうこれ。バレバレです。しかし普通は「明日また電話して」とか言ってかけてくるか?何かしら警戒すると思うのだが。
で最後の方に出てくる交換機から出る信号で住んでる場所が特定出来るは本当らしいです。電話機のメーカー特定も出来るらしい。テレビで前やってました。無言電話がかかって来たらぜひこの手で相手を脅しましょう!警察や法律がうんぬんは・・・でたらめです。そんな事はさすがに・・・。
教訓
異常に疲れますが、ヒマな時はぜひ!
ERROE404